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2006年8月13日 (日)

NHKの手話番組

「すくすく」を見ていたら続けて「みんなの手話」という番組をやっていたのでそのまま見ていました。見ていると「ああ、そうだった」と思い出すものもあれば、「ああやって表現するんだ」と始めて知るものもあり、夫も興味深げに眺めていました。

手話は正式に習ったことはないのですが、言語聴覚士の専門学校へ通っていた頃聴覚障害者の発声発語訓練を実習に取っていたため、彼らと話をする必要に迫られて簡単なものだけ覚えていました。みんなとても親切で手話の速度をゆっくりしてくれたり、「それ違っているよ」とか教えてくれました。たまに「君の手話はまだまだ赤ちゃんだね」と言われたり、からかわれたりもしましたがそれはそれで親しみを込めて接してくれていたことが嬉しかったです。

その頃実習担当の先生が飲み会を主催してくれたのですが、聴覚障害者が20名近くいたのに対して健聴者はたった3名(実習担当の先生+実習生2名)。当然主な会話は手話で交わされます。手話が第一言語のメンバーばかりなのでとにかく早い早い。一体何が話されているのかまったく分からず、口話ができる人に通訳してもらってようやく話の内容が分かるような状況でした。

そうやって分かるのはワンテンポ遅れるので心から楽しめない時もあるんですよね。お笑いでジョークを説明されて分かっても面白くないのと同じで、やはりその流れで分からないと楽しさが味わえないこともありました。

ただ日常生活では聴覚障害の人たちは私が体験したようなことがよくあるのです。そこからコミュニケーションのすれ違いが生じてしまいます。また聾者(手話を第一言語にしている人たち)が使う日本手話には助詞をあまり使わない、日本語と語順が違うことがあるといった事情などから日本語の細かいニュアンスが伝わらないことがあるのです。

聴覚障害の人たちとコミュニケーションをするには色々配慮が必要ですが、それは他の障害の人や障害がない一般の方たちとコミュニケーションをする上でもとても役に立つと私は考えています。

手話というと堅苦しく考えがちですが、1つの言語として習ってみるという動機でもいいと思います。以前ある聴覚障害の人からも「ボランティアとして役に立ちたい、という動機で始めた人は堅苦しくなりがちだし習った手話に固執されることが多い。手話って面白いな、という動機ではじめた人の方が付き合っていて楽しい」と言われたことがあります。簡単なことばでも分かると楽しい、片言でもやり取りができるというのはコミュニケーションの基本的なものです。

英語などの外国語を学ぶのもいいですが、その中に手話という選択肢も加えてみるのはいかがでしょう?

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