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2006年8月18日 (金)

身体のフィードバック

今日は2週間ぶりにピラティスのレッスンへ行ってきました。お盆休み中も肩甲骨周りの筋肉を中心に自主トレをしていたせいか、大分腕の力が付いてきた、と嬉しいフィードバックをもらえました。

私の場合課題になっているのが左右のバランスの悪さ。肩周りは右側、股関節周りは左側の関節が緩いためかどうも支点が定まらない動きをしてしまいます。自分でも動かしていてきちんと動かしている、という身体からのフィードバックがないため、動きがばらばらになってくるのが指摘されてから分かるようになってきました。

コーチングでもフィードバックを重要視しますが、リハビリの世界では身体からの情報についてもフィードバックを意識して考えます。

例えば私たちがなぜことばを話せているか、と言えば相手に話していると同時に自分の耳でも話していることを聞いているからです。耳からの情報を元に筋肉は音量や口腔の動きをコントロールするために働き、その結果として声を形作っていきます。

ところが聴覚障害があると自分の声を聞くルートがないために自分がどのように発声しているのかをフィードバックできません。だから構音(専門用語では発音と言わずに構音と言います)に問題があるケースが多く見られます。中途失聴のケースは小さい頃学習しているので比較的構音の問題は少ないのですが、失聴の期間が長いと自分の声を忘れてしまうようで、早口になったり声の高さのコントロールが難しくなってくるケースもあります。

よく考えてみれば運動する筋肉自体には問題がないはずですから、理屈上は私たちと同じように発声できてもおかしくないのです。やはりそれは音のフィードバックがないということがいかに発声発語に影響を与えているか、ということになります。

実際聴覚障害の子ども達も生後半年前後には喃語という赤ん坊が発する「アー」「ウー」といった声を出すそうなのですが、自分の声が聴けないのでつまらなくなるのか、次第に声を出さなくなるといいます。

同じようなことは脳性麻痺にも言えます。日常会話を理解し、文字を理解するような知的レベルの人でも、自分で随意的に発声をした経験がないと音のイメージが付きにくいのです。そのためパソコンで文字を入力することが困難なケースも出てきます。そのようなケースではトーキング・エイドというキーボードを押すと声が出るような福祉機器を導入し、音のイメージをつけるようなアプローチを行うこともあります。

コミュニケーションというのは結局は自分がしたことが相手にどうやって伝わり、それが返ってくるかまでが1つの意味のユニットなのだと私は考えています。それは人と人との間もそうですが、自分の脳と体の間についても言えていて、うまく行かないことで何らかのトラブルが出てきてしまうのだと思います。

という訳なので、このブログも一方通行なのはこちらもどういうことを書いたらいいのか分からなくなるので、よかったらフィードバックをもらえるとありがたいです。

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