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2006年8月 2日 (水)

夏休み子ども科学電話相談

毎年夏休みになるとNHKのラジオ第一放送で「夏休み子ども科学電話相談」という番組が始まります。

子ども達が疑問に思ったことを専門の先生方に質問をして回答してもらう、という番組なのですが、聴いているとやり取りが楽しくてついつい時がたつのを忘れて聴き入ってしまいます。

私が面白い、と感じるのは2つあります。

1つ目はアナウンサーと子ども達とのやり取りです。仕事で会うのが質問-応答が苦手な発達障害の子どもたちなので「あ、この年齢でもこういう質問に受け答えができるんだ」と驚くことがたくさんあります。もちろん保護者の方とあらかじめ準備をして電話をかけているとは思いますが、適切に答えている様子を聞いていると感心してしまうことが多いです。

2つ目は専門家と子ども達とのやり取りです。いくらその分野に興味があるとは言え、低学年の子ども達には専門用語は難しいし、まだ学校で習っていないこともたくさんあります。一生懸命説明しても子ども達に「分かんない」と一蹴されることもしばしばで、厳しい条件をクリアしながら説明している先生達の苦労は本当に大変だろうな、と思いながら聴いています。

そして質問の内容を聞いていると低学年の子どもほど「どうして夕焼けは赤いの?」とか「風はどうやって吹くの?」といった漠然とした内容でしかも説明が難しそうな事柄が多いので、先生方はどうやって説明をするのかも興味津々です。対照的に高学年の子ども達は具体的で先生達もかなり高度な内容まで突っ込んで説明していました。「つまりこういうことですか?」といった確認をする子どももいて、会話のスキルも高かったです。

こうやって考えてみると会話の能力というのは本当に様々な要素で成り立っていて、人間というのはそれを瞬時に判断して会話を進めているということがよく分かります。

もちろんラジオ番組に電話をかけて質問しよう、という積極的な子どもたちだからもしかしたら一般的な基準よりもコミュニケーション能力が高い子ども達かもしれません。でも会話を聞いていて会話を成立させる条件とは何か、といったことを考えるにはとてもいい機会なのでぜひ聴いてみてください。

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