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2006年8月 6日 (日)

経験のシェア

8月6日といえば広島原爆の日。各地で催し物が開催されました。昨日記事に書いた丸木美術館でもひろしま忌というイベントが行われました。

被爆者の平均年齢73歳という状況の今、次の世代に原爆の経験をどう伝えていくかが課題になっているそうです。昨日テレビを見ていたら広島の小学生の50.4%が原爆投下の日時を知らない、という調査結果が報道されていました。確実に世代間のギャップが進んでいることがこのことからも伺えます。

テレビでは若者たちがラップでのライブやバーなどでの被爆者との交流といったより受け入れやすい形で被爆体験をシェアしようと取り組んでいる姿も報道されていました。それを見ると相手に合わせて柔軟に考えていくことも大事だな、と思いました。

コミュニケーションにおいて互いに共感できる経験をしているかどうか、というのはとても大切なことです。いくらある人にとって大切だと思うことを訴えたとしても、相手がそれを受け入れられるだけのベース(コーチングで言うファウンデーションですね)がなければ理解することが難しくなります。

原爆のことに限ったことではありませんが、人間というのは自分が似たような経験がなければ状況を想像することが困難になります。また、辛い経験というのは経験した本人もことばにできるまで時間がかかるため、被爆者の中にはこの時期になってようやく自分の経験を語り始めた人もいると聞きます。

経験をシェアすることに必要なこと-それは想像力と物事を関連付ける能力だと私は考えています。授業や勉強会などで障害体験などをすることがありましたが、いくら体験をして想像をしてみても日常生活に戻れば忘れてしまうことも多いものです。

忘れないで自分のものにするにはそこからなにが分かったかを明確にし、意識的に考えていくことがポイントになってきます。つまり言語訓練やコーチングと同じ方法が有効なのです。

脳というのは鍛えれば鍛えるほど力を発揮する器官です。ただしこれはその人の認知の状態や情報処理の方法に合ったトレーニングする状況で初めて言えることです。

今の日本では自分の情報処理に合わせたアプローチというのはなかなか機会がありませんが、経験してみると頭の中がクリアになります。この経験をもっと多くの人とシェアしたいものです。

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