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2007年3月

2007年3月31日 (土)

舌小帯の手術

夫は元々舌小帯短縮症です。舌の裏側に細いひだみたいなものがありますよね。あれが舌小帯と言って舌と下顎をつないでいます。夫はそれが短いために舌をスムーズに出したり、動かすことが苦手です。特に舌を前に出すのは口唇までが精一杯で舌の先端がハート型になるし、舌を上下に動かすといったことはほとんどできなかったような状態でした。

幼いころはサ行やラ行の構音がスムーズにできず、担任の先生からも「赤ちゃん言葉を治すよう頑張りましょう」と指摘されたそうです。「だったらその時歯医者に行くよう言ったらいいのに…」と思うのですが、その先生も何が原因だったのか分らなかったのかもしれませんね。

夫の状態には同居を始めたころから気付いていて、機会があるごとに色々話し合っていました。それでも夫が決意するまでは、と様子を見ていたのですが、夫なりに舌を動かせないことにはコンプレックスがあったようです。

またいびきとの直接の原因は明言できないのですが、観察していると舌小帯短縮症がある→舌が動かせない→舌の筋肉が鍛えられないため、筋力が弱い→睡眠時舌が気道の方へ落ちてしまう→いびきをかく、ということがありそうでした。

夫が決心していびきの相談ついでに今回受診した歯科医院で相談したところ「簡単な手術だから」ということで思い切って切除術を受けることになりました。当日は私も付き添い、手術を見学しました。

舌に麻酔をして糸で舌を吊り、剃刀で舌小帯を切除し、切った所を縫合して終了。担当した歯科医や主任さんも私が言語聴覚士だということを伝えたら状態について詳しく説明してくれました。

今回見学して改めて気付いたのは夫の舌を動かす筋力がとても弱いということ。またどうやったら舌をイメージ通りに動かせるかがよく分かっていないようでした。ですから歯科医や主任のナースが指示を出してもどうやったらいいか分からずに軽いパニックになっていたのです。しかしそこであれこれ口出しするのは必ずしもいい結果にはならないので、一度だけ「もっと舌を出して」という指示を歯科医が出した時に「たぶんそこが限界です」ということだけ伝えました。

でもよく考えてみれば舌を自分の思い通りに動かせる人は意外に少ないものです。そして構音以外の動作で指示を出してもイメージがつかめないことは声のセミナーの時にもありました。この辺りが医療関係の専門家側のイメージと一般の人たちの現状のギャップなのでしょう。もう少し専門家もこのギャップを意識して患者と接することが現在ある医療不信の改善にもつながるのでは、と思いました。

また以前耳鼻科で受けた簡易検査の結果が出てきたのでそれを見せて相談したところ「睡眠時無呼吸症候群として治療対象になりうる値です」という返事でした。ただし詳しくは専門病院での追加検査が必要とのことで、これは舌小帯の抜糸後にまた考えていく課題となりました。

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2007年3月29日 (木)

夫のいびき+歯ぎしり対策

同居を始めた頃から夫のいびきには悩まされていたが、最近それに歯ぎしりも加わってきた。以前はそれでも私の方が早く寝ていたし、夜中に起きることもあまりなかったのでうるさいと思うことはあっても何とか許容範囲だった。

5年程前耳鼻科で簡易検査をした時も呼吸が止まっているわけではないので、横向けで寝るようにするなどして様子を見ましょうということになった。

しかし私が間質性膀胱炎になってからはそうは行かなくなった。夜間に何度か起きてトイレに行った後、寝ようとすると耳元でいびきの「ゴゴゴ…」という音が絶え間なく聞こえてくる。下顎をあげたり顔を横に向けてもすぐに元の姿勢に戻ってしまい、またいびきをかきだす。時折それに加えて「コリコリッ!」とリスがクルミをかじっているような高音の歯ぎしりが加わるため、なかなか寝付けずに正直げんなりして朝を迎えたこともあった。

夫も口にテープを貼ったり横向けに寝たりと本人なりに工夫をしていたのだが、やはり無意識の行動なので限界があった。

色々観察していて夫の場合は
1.下顎が小さいため、仰向けになると舌の位置が下がり、気道をふさぎやすい
2.歯並びが悪いので顎が不安定になり、歯を食いしったり歯ぎしりをすることで顎を安定させようとしている可能性がある
3.鼻炎があるため、鼻呼吸がしづらい。それがいびきの症状を悪化させている
4.軽度の舌小帯短縮症があり、舌が前に出しづらい(口唇の少し先が限界)

音を聞いていると鼻よりも舌や顎の影響の方が大きいようなので、マウスピースが有効な印象だった。夫も「この機会にいびきを治せたら」ということで、ネットで調べていびきなどに詳しい歯科医院に相談に出かけた。

費用面などの検討の結果、マウスピースは通販で購入して自分で作成し、舌小帯短縮症は相談した歯科医院で今週末手術することになった。

一昨日マウスピースが届いたので早速作成。装着してもらって仰向けで舌の位置などをチェックしたら装着していない時よりも改善していた。

ここ2日ほどの使用した印象はほとんどいびきをかかなくなっていて、正直その効果にビックリ(枕の角度によってはかくことがあるのでこれは今後の検討課題)。夫も特に違和感ないし、昼間の眠気が減少したようだ、ということだった。やっぱりいびき+歯ぎしりは体に負担だったようだ。

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近況報告

実は声のセミナー終了後、体調があまり良くない状態が続いていました。とにかく疲労感がひどくて仕事や用事がない日はとにかく寝る、寝る、寝る…。我ながらよくこんなに眠ることができるものだと少し呆れています。

その甲斐あってか、ここ2,3日でようやく8割方戻ってきた感じになってきました。今週末までもうしばらくゆっくりできそうなので、マイペースに調整しようと思っています。

主治医からは「仕事したいのはわかるけど、今は体調回復の方が優先課題だからね」と念を押されてしまいました。

とはいえ原稿書きやセミナー準備など、やることはちょこちょこあるので、家にこもりながら少しずつやろうと思います。

お陰様で次回の声のセミナーも満席となりました。体調を万全にしてセミナーに臨もうと思うので、参加申し込みをされた皆様、期待していてください。

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2007年3月23日 (金)

六義園の桜

ピラティスのレッスン帰りに少し足を延ばして六義園の桜を見てきました。こちらの桜はエドヒガンザクラのしだれ桜です。

有名な桜の名所だけあって、まだ三分咲きだったにもかかわらずたくさんの人が花見に訪れていました。しかし3万坪という広大な敷地のためかあまり混雑した感じがしなかったです。

元々徳川綱吉の重臣だった柳沢吉保が作った庭園、というだけあって中に入るとそこだけは異空間でした。

4月1日まで開演時間を延長し、夜はライトアップされるのだそうです。見頃は来週になってから、という感じでした。

この辺りはソメイヨシノ発祥の地も近いので、桜のシーズンは色々なイベントが行われるそうです。

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2007年3月20日 (火)

さようなら、鴨ちゃん

西原理恵子さんの元夫、鴨志田穣さんが今朝お亡くなりになったそうです(享年42歳)。腎臓ガンだったんですね…。

ずっとアルコール依存症で、それが原因で離婚。その後精神病院で治療していたそうですが、アルコール依存症が改善されてきたらガンになってしまったとは。私の叔父も掌蹠膿疱症の治療が一段落したらガンが見つかって帰らぬ人になったので、こういう話って他にもあるんだな、と思いました。

西原さんもずっと大変だったろうなぁ。いくら入院しているとはいえ、仕事や子育ての合間に見舞いに行ったり、あれこれ世話していたようだったし。

ずっと西原ファンだったため、その流れで鴨ちゃんを知ったのですが、あの橋田信介氏とも親交があったのですね。今頃天国でどんな話をしているのでしょうか。

とにかく今はご冥福をお祈りいたします。

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2007年3月16日 (金)

セルフカラーリング

夕方ピラティスから帰宅後、いい加減目立ってきた白髪を染めようと思い立ってヘナの準備をする。

使う道具はヘナ、かっぽう着、使い捨て手袋、耐熱ガラスのボウル、割りばし、霧吹き、黒タオル、シャワーキャップ。かっぽう着を着て黒タオルを首の周りに巻いておいて準備完了。

使い捨て手袋をしてからヘナを耐熱ガラスに入れてお湯で溶く。割りばしでよくかき混ぜ、マヨネーズぐらいのペースト状になるまでぬるま湯で調整する。次に髪を霧吹きで軽く濡らし、ヘナのペーストを白髪に塗っていく。ここで大切なのは根元までしっかり塗ること。髪を分けながら丁寧に塗り、ヘナが乾きかけたら霧吹きで湿らせる。

髪全体に付けたら首に巻いていたタオルで髪全体を覆い、さらに染まりやすくするのとヘナの粉が床に散らからないよう、シャワーキャップをかぶる。

そのままお風呂に入るまで数時間、家でできることをして過ごす。入浴時に洗い流してその後普通にシャンプーして終了。濡れたままだと枕やシーツを汚してしまうことがあるため、ドライヤーでよく乾かす。

やってみると意外と簡単だし、何より自分のペースで行動できるのがメリット。前髪もわざわざ美容院へ行くのが面倒なので、自分で鏡を見ながらカット。こちらは左右どちらの手でも使えるカット用剃刀を入手したのでだいぶ楽になった。

そんな感じなので、私が美容院にカットに行くのは髪が伸びに伸びてまとめ髪(夜会巻き)がやりづらくなるのが目安。だから年に2回ほどしか行かない。そういう意味ではかなり安上がりかもしれない。自分でセットや着付けもできるので最近ますます美容院から足が遠のいている。

でもこの前ネットの掲示板を見たらカットも自分でやっている、もう何年も美容院に行っていないという人もいるので上には上がいるようだ(ロングでシャギーを入れたいので、さすがに自分では無理…)。

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2007年3月14日 (水)

しょうがプリン

テレビで紹介されていた「しょうがプリン」。最近はお店などでも売られていて人気のようですね。しょうが大好き人間としてはどんな味のするものなのか食べたくてレシピを調べて作ってみました。

作り方はわりとシンプル。ショウガのしぼり汁(小さじ2前後)に鍋で50~60℃前後に温めてコンデンスミルク(大さじ3)を溶かした牛乳(150~180cc)を一気に注ぎ入れるだけ。卵、寒天、ゼラチンを使わないためわりと手間がかからないのも魅力です。

しかーし!シンプルだなけに意外に難しく、コツがわかるまでな かなか固まらなくて2回ほど失敗しました(固まらなくてもそれはそれでショウガ風味のミルクという感じでおいしいです)。

色々ネットで調べてみたらどうやら牛乳の温度とショウガ汁の量がポイントのよう。このプリン、ショウガ汁の中に含まれている酵素と牛乳の中に含まれているたんぱく質が反応して固まるらしいのです。

牛乳は70℃を超すとたんぱく質が変性してしまいますから、あまり高い温度だと失敗します(過去2回の失敗はこれが原因だったらしい)。また、ショウガ汁の量が少なすぎても固まりにくくなります。そこでレシピよりやや牛乳を少なくして心持ちショウガ汁の量を多めにしたら成功しました。

スプーンですくった感触はやや固目のフルーチェみたいです。味はしょうがのピリリとした辛みとコンデンスミルクの甘さのバランスが絶妙でした。食べると体がポカポカしてきます。冷え性の人にはおススメの味です。ショウガは喉にもいい、ということなのでしばらく作り続けそうです。

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2007年3月10日 (土)

声のセミナー、終了!

2月、3月と2回にわたって行った声のセミナーが無事終了しました。当日は予想以上に皆様頑張った成果を披露してくださり、お互い驚きの声+拍手で努力を称え合いました。

ここで改めて実感したのは自分の声というのは毎日聞くのでなかなか変化がわかりづらい、ということ。元々自分の声は耳から聞こえてくる音声に加えて骨導音(音の振動が頭蓋骨に共鳴する音)も加わるので他の人が聞く音とは全然違って聞こえる、という性質があります。

それに加えて変化が少しずつなので人間というのはそれに慣れてしまうのです。だから他人の変化には気づけるのに、自分の声については一様に皆さん「ちょっと自信がないんです…」と弱気だったのが印象的でした。

そういう意味では2回目で皆さん顔見知りになってお互い話をしやすい雰囲気だったのは良かったようです。いい連帯感が生まれて承認し合えたことは少人数ならではのメリットだと思いました。

第二回目は構音や音声から見た日本語の特徴などを中心に話してから話し方の工夫などについて講義しました。講義中も質問が飛び交い、参加者のモチベーションの高さに支えられた感じがしました。

この講義を通して気づいたことは

1.音声を意識的に学習したくても学習する機会がほとんどないということ

世の中には歌などのボイストレーニングはあるのですが、話し声について仕組みを説明するようなチャンスがほとんどないようです。声のセミナーや評価をしてみて感じたのは「あれ?何か違う」といった感じの指摘をする人はいるけど、それ以上の段階には行かないということ。

今回のセミナーでも私が「ここがこうですね」と説明しても目で見るようには違いが分らないため、「ええっ?」という反応があって、そこをフォローしきれなかったのが反省点として残りました。細かい音の聞き分けについてはそれ専門のクラスを別に設ける、といったステップ講座が必要な感じです。

2.何がいい声か、ということ自体が曖昧なこと

日本では女性の話し声(特にアナウンサーやタレント)がどんどん高くなっている傾向がある、と言われています。実際テレビで話している女性のほとんどが裏声で話しています。

今回のセミナーでも女性参加者に裏声が多かったのですが、トレーニングで声の状態が改善されることで声に深みが出て聞き取りやすい声に変化している人が何人かいました。

日本ではどうも「高い声が女性らしくてかわいい」というイメージがあるようですが、ジェンダーとして社会がそういう役割を求めているのかもしれませんね。

外国の人の中には「日本人女性は何であんなにキンキンした声で話すのか。すごく耳障りだ」と言う人もいます。実際海外のニュース番組を見ていると女性アナウンサーはかなり低い声で話していますし、ソフトな感じでとても聞きやすいのです。

女性らしく柔らかい印象をもたれたいのなら、話し方の工夫でいくらでもできるのだから、無理に高い声を出す必要はないのに、というのが私の正直な印象です。

でもよく考えたら、1.にもあるように学習する機会がないからテレビなどの声を知らないうちに学習してそれに合わせているのかもしれませんね。

3.音声について教える、というのは視覚的な支援が必要

音声は聴覚からの情報ですから、当然求められてくるのは聴覚的な情報処理能力です。それに加えて発声や構音は運動ですから感覚的な学習の能力も求められます。しかしこれだけでは学習してもらうのはかなり難しいのです。文字などの資料も必要です。そして文字では表せない単位で音を聞く練習をする場合、さらに細かいフォローが必要だ、ということが今回セミナーをやってみてよくわかりました。

例えば私が「裏声ですね」と言っても参加者の皆さんがそれになかなか気づけない。裏声の声帯などの様子ももちろん見せたりするのですが低い声の裏声だと地声との区別がつかないこともあります。

自分が当然だとわかっていることを相手に教えるというのは本当に難しいなぁ、と改めて感じました。

また日本語の表記上は同じでも微妙に違う音だと「この音とこの音は違います」と言ってもどこが違うのかもわかりづらいのです。この辺りも視覚的な補助情報をどうやって出すかが課題になると思いました。

4,5月のセミナーではこのような反省点なども踏まえてさらにパワーアップしたプログラムにしていきたいと思っています。

興味のある方はこちらもご覧ください。

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2007年3月 8日 (木)

うーん、残念

17日に予定していた自宅セミナーですが、参加者がとても少ないので中止することにしました。

発達障害関係のことも絡めて話をしたかったので、残念ですがまた機会を設けてやりたいと思います。

今週末はいよいよ声のセミナーです。参加されている皆さんの声がどう変わっているか、夏休み明けの先生の気分でいます。

次回4,5月に行うことも決定したので、興味のある方はこちらをご覧ください。

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