« コミック「夕凪の街 桜の国」 | トップページ | 慌ただしい »

2007年7月14日 (土)

家族療法セミナー

台風が接近している、というニュースで少しドキドキしましたが、進路が予想よりも遅れているとのことで予定通り家族療法セミナーを行いました。

今回もコーチング関係のメンバーが集まり、最初に「家族とは何か?」というディスカッションから話を始めました。

家族というのは普段の会話の中でもよく使いますし、特に定義について考える機会はないと思いますが、改めて考えてみると以外と捉えどころのない言葉です。とりわけ親族との違いは何か?と考えると人によって感覚が違ってくると思います。また文化によっても異なります。今回はキューバの家族を例に挙げて話をしたところ、「日本とはかなり違ますねぇ」という話になりました(キューバは新婚旅行で出かけたことがあり、現地のガイドさんからも家族に関する話を聞いたり、本などで調べていました)。

その後は導入ワークとして家系図を描くことを行いました。家系図を描くことで自分と他の家族・親族との関係が見えてきます。例えば父方の親族のことはよく知っているけど母方の方は意外と知らないとか、ある所から詳しいことが分からなくなるといったことで自分のポジションというものが見えてくるのです。家族というのは原則として個人の次に属する単位ですから、その形態を知ることで自分がどういう考え方の文化で育ってきたのかを気づくきっかけになります。

今回のセミナーでもあらかじめ家系図を描くので分かる範囲で調べてほしいと参加者にお願いしたのですが、「今まで知らなかったけど、家系図を描くために調べてみてわかったことがあった」といったお話がありました。

実は私自身も祖母のことなどを調べていく中で祖母の祖父母の代までの家系図を描いたのですが、色々気づきがありました。今の自分があるのはずっと前から受け継いだものを持っているからであり、いい所は受け継ぎ、問題がある所はどうやって折り合いをつけて行くかを考える出発点になっています。

昼食後は家族療法の理論的な話をしました。家族療法のスキルは様々な心理療法や社会学などの理論を組み合わせたものであり、コーチングにも応用されているものが多いため、コーチングを学んでいる人には「これはどこかで聞いたことがあるような…」といったものが多かったと思います。

心理療法が世の中に発表されて100年以上経過しているせいか、オリジナルの理論や心理療法がだんだん忘れられていますが、時にはこのように振り返って理論を確認することも大切だなと改めて感じました。

最後に事例検討を行いました。ロールプレイも取り入れてそれぞれの家族の立場になって考える、実際の公的支援について今後どのような支援が有効かなどをディスカッションしました。この時「みんな全然悪気はないのに知らない間に誰かを追いこんでしまったり、前の世代で未解決だった問題が形を変えて出てきたりするんですね」というコメントをもらいました。

終了後の懇親会でも「このような考え方は色々な組織について応用できるし、ぜひコーチングをやる人にも知ってほしい」といった話が出ました。

|

« コミック「夕凪の街 桜の国」 | トップページ | 慌ただしい »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/185791/16012470

この記事へのトラックバック一覧です: 家族療法セミナー:

« コミック「夕凪の街 桜の国」 | トップページ | 慌ただしい »