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2008年6月

2008年6月22日 (日)

第9回日本言語聴覚学会

宇都宮で開かれた日本言語聴覚学会へ出かけてきました。

学会でも発達障害は以前に比べたらかなり枠が増えました。でも発達障害は言語聴覚士の仕事の中ではマイナーな分野なのです。そのためか学会の内容も小学校前後までの話が多かったです。アスペルガーの館の掲示板などでは思春期以降の支援のニーズが高まっているため、もっと言語聴覚士もそこへ目を向けて行く必要があるのだろう、と思いながら聞いていました。

もちろん人手不足の面もとても大きいのも事実です。何しろ全国で1万2千人前後しかいないという資格のため、ニーズがあっても雇用する側が知らなかったりと色々ハードルがあるのも問題なのでしょうね。非常勤の所も多いし、女性が多い職種のため、出産や育児といった現在女性医師が抱えているような話もちらほら聞かれます。

こちらからも「他の分野の人たちはこういう支援をしている」「成人当事者と交流するとこんな問題点がある」といった指摘をして行かないといけないですよね。その辺りをどう発信していったらいいかが私にとっても課題になりそうです。

何人かの先生方はテレビを見ていてくださったり、「話を聞かせてほしい」といった声をかけてもらえました。アスペルガーの館のサイトも「見たことがありますよ」と言ってくださった先生もいらして、だんだん発達障害も知名度が上がっていることを認識しました。

国リハ学院を卒業して10年経つのですが、学院生時代にお世話になった先生方からはしっかり覚えてもらっていた上に「今どうしているの?」とものすごく心配していただいたので、やっぱり学院生時代は相当問題児だったんだな、と改めて実感しました。

できの悪い子ほどかわいいとは言ってもきっと呆れられるような行動もしていたはず。にもかかわらずずっと見守ってくださっている先生たちに改めて感謝です。

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2008年6月21日 (土)

素数は素敵!?

昨日外出先から帰宅後夫が録画していた「週刊ブックレビュー」http://www.nhk.or.jp/book/review/index.htmlを見ていたら、詩人の平田俊子さんが「変愛小説」という本の書評をしていました。

「変と恋という字は似ている」、ということで変な恋愛にまつわる、現代英米文学のアンソロジーだそうです。それを見ながら

「そう言えば以前H氏から送られてきたメールに『7って素数じゃん』と書いてあったのに『7って素敵じゃん』って読み間違えて一瞬『ええっ?』っと焦って慌てて読み返したことがあったんだよね。素数と素敵って漢字で書くと似てるじゃない?」と夫に話したら

「7は素敵じゃないか!だってラッキー7って言うじゃないか~。それに一ケタの自然数の中では最大の素数って素敵だよ。次の素数の11なんて1が2つもあって全然素数っぽくないじゃないか。英語で素数はprime numberというのに、ちっともプリミティブじゃないよ~」と言い出しました。

うーん、一体どこからそういう発想が飛び出してくるんだか…。

「でも1って素数じゃないけど…」と私が言うと「ええっ!1って素数じゃなかったっけ?」と今度はそちらに関心が移ってしまいました。

我が家ではこんな不思議な会話が1日1度はあります。

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2008年6月18日 (水)

ブラームス交響曲第四番

4月に亡くなった大学時代の恩師のお花料(キリスト教のお香典にあたるものです)のお返しに奥様からこの曲のCDが届けられました。

添えられた文章によると恩師が一番好きだった曲で、パソコンの起動時やメール等のパスワードに使用されていたとのこと。

実は私もこの曲はブラームスの作品では一番好きなので、「ああそうだったんだ」と思いながら早速プレイヤーにかけて聴きました。

この先生とはゼミが違っていたため3年以降あまり接点がなく、個人的に話をすることがほとんどなかったので、前夜式(プロテスタントのお通夜にあたるもの)で初めて伺うことも多くて「もっと在校時にお話ししていればよかった」と思いながら参列していました。

奥様が私が通っていた言語聴覚士の専門学校の先輩に当たるそうで、大学卒業時私がそこへ進学する旨を報告したら「僕の奥さんの後輩になるんだ。頑張ってね」ととても喜んでいただけたのが生前の先生との最後の会話になってしまいました。

まだ50代でお亡くなりになったので残念だったと思う反面、最後の1年ほどは口腔からの食餌摂取も難しかった状況で、最後まで希望を捨てずに闘病されていたという話を伺うと本当に頑張ったと思います。

この先生の葬儀お返しは本当に先生の人柄を表わすものをご家族が選ばれていて、当日のお返しも先生がお好きだったというコーヒーの詰め合わせでした。こういう選択というのはお互いを知らないとなかなかできないもので、「きっと仲のよいご夫婦だったんだろうな」と思いながらCDを聴いていました。

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2008年6月 9日 (月)

17年ぶりの再会

先日高校の同窓会報に近況報告の原稿を掲載してもらいました。それがきっかけで3年生の時の同級生から連絡があり、卒業式以来の再会となりました。

彼女は児童書の編集をやっているとのこと。児童書の世界でも発達障害についての話はだんだん出てきているそうで、会報を読んだときはビックリしたそうです。

お互いの様子をあれこれ話しつつ、飲んだり食べたりしてあっという間に時間が過ぎて行きました。高校時代の話をしつつも現在の仕事やプライベートの話などで盛り上がりました。

私たちが通っていた高校というのは進学校でしたが(それ故なのか?)、先生も生徒もかなり個性的で、その友人も「多少変わっていてもみんな『それはそれでいいじゃん』という感じだったよね」と振り返っていました。

そうは言っても他人に迷惑をかけることや仁義に反するようなことをする人に対してはとても厳しく、とても楽しい高校生活だったことをよく覚えています。

高校生活というのは人生の中ではたったの3年間だけど、その後の人生を形作っていく大切な時期だったな、と改めて感じました。

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2008年6月 2日 (月)

代償行為

小さい頃から何かと細かいものを片づけたりするのが苦手でした。例えば買い物の時のお金のやり取り。

お金を払う→お釣りやレシートを受け取る→財布に入れる→買った物や財布をかばんにしまうという一連の動きがとにかくスムーズにできないのです。

1つずつ慎重にやらないと時折お釣りや品物を床に落とし、拾おうとするとまた別なものを床に落とす、というまるでコントのようなことをやらかす状況になるので「握力はそれなりにあるのに、なんでなんだろう?」と悩みつつ大人になりました。

大人になってから肩、ひじ、手首の関節が普通の人よりも緩くて指先に力が入りにくい状態であることが分かり、ここ数年はトレーニングをしています。当初よりもだいぶ改善されては来ていますが、もう少し何とかならないか、と思っていました。

今日のトレーニングのレッスンで肩関節をやった後、指先のことをトレーナーに相談したら「握手してみて」と一言。早速やってみると「親指、力が全然入っていないよ」と言われ、トレーナーに見本をやってもらうと「あ、ホントだ!」とビックリ!

しかも私は親指側の手のひらで挟むような代償行為もあり、親指を動作の中で使うことがほとんどないのです。

言われて思い出してみるとピアノなどを習っていたので人差し指~小指はそれなりに力を入れて動かせるのですが、親指ってピアノでは寝かせて動かすのでほとんど力を入れなくていいんですよねー(逆に力を入れたら注意されるし)。

トレーナーから宿題を出されたので親指がつりそうになるのをこらえつつやっています。

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2008年6月 1日 (日)

シマリスの頬袋

たまに夫はこちらが答えに窮する質問をすることがあります。

その内容自体は好奇心旺盛な子どものようでいいのですが、子どもが「なぜ?」「どうして?」と親を質問攻めにして困らせるような面があり、こちらもどう答えたらいいのか困ることもしばしば(もちろん悪気は全くなし)。

NHKのスタジオ収録時でも一度この手の質問をしてスタジオ内を爆笑の渦に巻き込んだことがあり、後日番組を見たらしっかり放送されていたことがありました。

今夜もNHKの「ダーウィンが来た!」を夫と食事をしながら見ていました。今夜のテーマは札幌に住むリス。シマリスが頬袋にドングリを次々と入れてパンパンに膨らんでいるのを二人で「すごいねぇ」と見ていました。

その1時間ほど後唐突に夫が

「ねえ、シマリスって頬袋にあんなにドングリ詰め込んで口の中怪我したりしないのかな~」と一言。

「うーん、口の中が血だらけになったりとか口内炎になっているシマリスってこと?」と私。

「うん…。さっき歯磨きしててちょっと血が出ちゃったから…」
自分の経験とシマリスを重ね合わせていたのね…。でも想像するとちょっとコワいよ、それ。

「…まあ、そういうことはなくはないと思うけど、野生の動物って食べられなくなったら命に関わるからねぇ。どうなんだろうねぇ」
「リスはげっ歯類だから歯が一生伸び続けるらしいけど、硬いものかじって伸びすぎないようにしているっていうよね」

と返事をすると、「ええっ!?歯が一生伸び続けるの?」と今度はそちらの方に興味が移った様子。

先日中国の胡 錦濤氏が来日した時も皇居での歓迎式典の様子を見て「ねえねえ。ああいうのみんな笑わないでちゃんとやっているのって偉いと思わない?」と言い出し、私の呆気に取られた顔を見て我に返っていました。

この発想は一体どこから湧いてくるのか、10年一緒にいますがいまだにわかりません。

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