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2010年6月

2010年6月22日 (火)

情報保障

少し先になりますが、視覚障害者に墨字データを音訳するボランティアを指導する人への発声発語研修を担当することになりました。

色々なご縁で視覚障害の方たちとお付き合いすることがあったので、これもいい機会と思っていますが、何せ音訳の実情を知らずにいました。

そこで研修担当の方にどんな悩みがあり、どんな要望があるかを伺うため今日打ち合わせをさせていただきました。だんだん主流になりつつあるDAISYというデジタル録音図書の国際標準規格を使った機材とデータも聴かせていただきました。

録音された音声であること、デジタルで周波数が圧縮されること、最近はヘッドホンで聞く人も増えているということで、より明瞭な音声が求められていることも見えてきました。

何しろ視覚障害の方というのは音声データを4倍速といったかなりの高速で聞く方が多いので、そのスピードで聞いてもはっきり聞こえることが大事な要因になります。そのためにも私が本に書いているようなスキルが求められていることがよく分かりました。

限られた時間の中、どうポイントを伝えていくかが大事になりそうです。

このDAISYという規格は欧米では教科書データなどにも使用され、ディスレクシア(読み書き障害)や知的障害の人向けの利用も進んでいます。今後障害のある人への情報保障という観点でも大いに期待されるものだと思いますし、マルチメディア化によって教科書などへの応用も検討されてくると言われています。

現在拡大教科書など、障害者向けの教材は価格の問題でなかなか普及が進んでいません。DAISYも墨字で出ている出版物の一部だけだそうです。障害者の情報保障という観点からもぜひ知っておくべき話だと今日話を聞いて改めて感じました。

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2010年6月17日 (木)

情緒通級指導学級研修会

今日はある川崎市高津区の通級指導学級研修会で話をさせていただきました。

通級指導とは普段は普通級に在籍し、定期的に学区内の通級指導学級へ通って個別指導を受ける特別支援教育の1つです。発達障害支援のニーズが高まる中で需要は増えていますが、現場の先生たちは具体的な対応などについて日々頭を悩ませていることも多いです。

今回は私の経験をお話した後、先生方と告知や日々の暮らしの工夫についてディスカッションしました。

先生方とお話して改めて感じるのは学校現場の忙しさと複雑さ。色々制度を設けても現場の人手不足が解消されない以上大変なのでは?と感じることも多いのです。もう先生の熱意や好意に頼ってばかりでは心身が持たないとも思います。

これは医療や福祉の現場も同じで、赤字採算ではあっても人が生活するうえで大切なものについてはもっと働きやすい仕組みにしていくことが今問われているように感じています。

もちろん現場の人達の質の向上も大切です。今日も家族や当事者という24時間障害とともに過ごすことの意味や辛さはまだまだ支援者側に伝わっていないと感じた面もありました。

これから年末にかけて講演や研修の仕事がしばらく続くので、いいスタートが切れたと思います。

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2010年6月13日 (日)

ボイスマネージメント講座(その11)

昨日は恒例のボイスマネージメント講座でした。お一人欠席が出ましたが、少人数でじっくりお話することができました。毎回参加者の声の変化や意識の高さにたくさん刺激を受けています。

でも毎回違う状況なので、何度やっても慣れませんね。いつもドキドキしながら、少しでも多くのことを持ち帰って欲しいという気持ちでやっています。

それでも反省点が出てくるので、本当ずっと勉強ですね。きっと100%満足の行くことはないのでしょうが、それを目指してできることを地道にやっていくしかないんだろうなー、と思いながらやっています。

次回は9月・10月を予定しているので、また詳細が決まり次第お知らせします。

帰りは神保町で出版UD研究会に出ていた夫と合流。iPadなどの電子書籍用媒体を視覚障害の方にモニターしてもらうといったイベントだったそうですが、電子書籍は読み書き障害の方への適応なども期待される分野なので、色々聞いてみたいものです。

今日は家で休養をしつつ、冬物をクリーニングに出す準備などをしていました。合間には自転車で青色申告会の配布物を配って回り、その足で駅前に出てランチを楽しみました。図書館に寄ったら借りようと思った本が貸し出し中ということなので予約手続きを行い、自宅のPCなどからも予約ができるよう手続きをしてきました。

大人絵本会に参加するために定期的に絵本を図書館で借りるようになって感じるのは、私が子どもの頃に比べるとサービス内容がびっくりするほど充実していること。雑誌なども最新号以外は借りられるし、DVDまで!おまけに30点まで借りられる!私の頃は4冊くらいまででしたから一度行くと本棚から沢山本を引っ張り出して積み上げ、帰るギリギリの時間まで本を読んでいました。当時こんな感じだったらどっさり本を借りて家でずっと読んでいたかもしれません。

でも図書館に行くと幸せな気分になれるのは子どもの頃のまま。一緒に行った夫も久々の図書館の雰囲気に懐かしさを感じたようです。イラク戦争でバグダッドが攻撃を受けた際、必死に図書館の蔵書を守った図書館員の話が絵本になりましたが、やはり本は大切な文化であり財産。本を楽しめるのは幸せなことだと思いました。

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2010年6月10日 (木)

久しぶりの更新

あっという間に一週間経ってしまいました。先週から今週は仕事の打ち合わせや仕事の問い合わせに対応していました。

今月から11月にかけて発達障害関係の講演であちこちに顔を見せると思いますので、よろしくお願いいたします。

一般向けの講演は7月の静岡、10月の東京(発達協会)、11月or12月の福島が予定されています。詳細はまた近づいてきたらブログもしくはtwitter、アスペルガーの館などで告知していきます。

もちろん、ボイスマネージメント講座も秋に開催すると思います。こちらの関係もボチボチやっていますので、気になる方はお気軽にお問い合わせください。

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2010年6月 3日 (木)

噂のリンゴ

…と言っても果実の方のリンゴではなく、アップル社の製品のことです。そう、例のiPadです。

夫が「電子書籍関係の仕事しているんだから、やっぱり媒体で確認できないと困るから欲しい!」と言い出し、日本語版の予約開始日にわざわざ並んで予約し、発売日当日の夜に受け取ってきました。

流行の最先端のものなんて普段はそんなに関心がない人なのに、やはり欲しいものだとここまで頑張れるんだなー、とちょっと覚めた目で見ていましたが、やはり本物が来るといじってみたくなるもの。

先週末彼は仕事が忙しくていじれないということで、貸してもらってあれこれカレンダーなどをgoogleカレンダーと同期させたりtwitter用のアプリを入れたりしていました。夫も電子書籍関係のアプリを購入し、「読んでみて」と言ってきたので早速読んでみました。

外出時に持ち歩いてみると電車の中で立っていじるにはちょっと大きいですね。座って電子書籍を読むには文庫本を広げたぐらいのサイズなのでこの位かもしくはもう少し小さい方が女性はいいかも、と思いました。

全体的な印象は外出時の大きさと、タッチキーボードにカーソルキーがないこと以外は満足です。とにかく立ち上がりが早いのがいいです!まあ、私の場合ネットを見るのとtwitter、webカレンダーができればいい程度なので要求水準が低いのかもしれませんが…。夫はリモートデスクトップ接続などをしていたので、「やっぱりキーボードが欲しいなー」と言いながら仕事の合間にいじっていました。外出先で話をしながらwebページを見たり、メールチェックなどはしやすいです。

障害のある人の使用感などもこれから評価されていくと思いますので、注目すべきメディアなのは間違いないでしょう。

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