2006年11月 8日 (水)

利き足と回転

トリノオリンピックで荒川静香選手が金メダルを取った影響もあってか、今年はフィギュアスケートの放送枠が増えていますね。BSだと地上波ではあまり放送されないペアやアイスダンスといった競技も放送されるし画像もきれいなので楽しんでいます。

そんなある日テレビを見て「あれ?何か違うぞ」と気付いてよく見たらその選手は一般的な選手とジャンプやスピンの回転が逆なのです。すぐに「ああ、利き足の関係だな」と分かってよく見ていると多くの選手は利き足が右なので軸足が左足なのです。そのため回転が左回転になります。それに見慣れているとたまに利き足が左の人がジャンプすると回転が反対の右回転になるため不思議な感じがしたようです。

ペアやアイスダンスの選手で軸足が違う人が組んで一緒にジャンプやスピンをするとミラーになるので回転が同じ方向のペアとはまた違った感じがして見ていて興味深かったです。

人間というのは優位な器官があって、有名なのが利き手ですが、他にも利き足、利き目、利き耳というのがあります。利き足の場合は大抵の場合利き手と同じ側であることが多いのですが、たまに利き手が右の人でも利き足は左、ということがあります(左利きの人も同じです)。そしてまれに両手利きという人もいます(矯正されたわけではなく、生まれつきどちらの手も同じ位できる人のことです)。

海外の選手は案外左足が利き足の人が多いのですが、アジア系の選手はほとんど利き足が右なので「もしかして利き手と同様に利き足の矯正とかもあるのかなぁ」と思いながら眺めていました。夫に話したら「それもあるんだろうけど、案外利き足というのがあるって意識していないからじゃない?だから先生がやっているように練習しちゃうから同じ方向でしか回らないからそれで定着するんだと思う」という指摘をされて「ああ、なるほど。そういうこともあるかもね」と妙に納得。

確かに療育で左利きの子どもに右利きのお母さんが「箸を教えたいけど、私が左で教えられないからどうしよう」と悩んだ末、結局右で教えて子どももそれで覚えてしまった、というケースがあるからそういうこともあるんでしょうね。でも私の場合脚力はかなり左右差があるから、反対にしろ、と言われるとちょっと反利き足では正直キツイ…。通常はあまり気にならないのでしょうか?

まあ、利き足なんてスポーツ以外はあまり関係ないでしょうし、利き目や利き耳も日常生活で意識している人はほとんどいないでしょうから(実際夫に聞いてみても「どっちだろう…?」という曖昧な返事でした)、「そんなこと気にしてどうするんだ?」と言われるとそれまでなのですが、利き手、利き足、利き目、利き耳全て左という少数派としては指導する人たち(コーチや教師、親も含めて)にもう少しこういうことにも気付いて欲しいな、という思いがあります。

5歳頃工作ばさみで切れずに先生に訴えたら「切れるじゃない。バカね」と言われて「だって先生は右手で切ってるじゃん!私は左利きだからうまく切れなかったんだもん!」ととても悔しい思いをしたことがあるので、余計にそう思ってしまうのかもしれません(結構執念深いかも…)。

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2006年8月17日 (木)

お茶会とカレーパーティー

昨日は元職場(今は派遣元)の人たちが2人遊びに来てくれました。1人は職場の元上司(PTの男性)。もう1人は元同僚(OTの女性)。彼女は11ヶ月の子ども(女児)を連れて来てくれました。

この時期は大分子ども達の個性もはっきりしてくるので、見ていて本当に飽きないですね。初めての場所だったせいか、子どもはやや緊張気味。でも人見知りのピークは過ぎたとのことで他の人に抱っこされても泣かずにおとなしくしていました。

おやつにバナナを出したら嬉しそうに食べてくれて、最後は「もっとちょうだい」と言わんばかりにフォークを持ってママの顔を見たのにはビックリ!この位の年齢でもフォークという道具を用いて母親とコミュニケーションを取ろうとするんだなぁ、と妙に感動してしまいました。

途中手土産に持ってきてもらったアイスを大人たちが食べていたら指差して手を伸ばしてきたのでママがアイスを持たせたらきっとビックリしたのでしょう。予想外の冷たさに「ワアッ!」という感じでしばらく固まっていました。

それと物を観察したり、初めての物に対して警戒する様子を見ていて発達障害の子ども達ってやっぱり衝動性が高い子どもが多いよな、彼らなら物を見た瞬間に手が出てくるし…と思いながら様子を眺めていました。試しに紅茶のクッキー(彼女にとって初めての物)を皿の上に出したらしばらくジーッと見つめてから皿を持って引き寄せ、大人が食べている様子を眺めて、それからようやく手を出して表裏を眺め…ということをしていました。その後元上司が「パクッ」と食べたらすごく驚いたようで、食べた後の口元をじっと見つめていました。

そんな様子を見てきっと彼女にとっては日々新しいことの発見の連続なんだろうな、そして世の中は色々不思議なことに満ちていて、新しいことを学習していくことにワクワクしているんだろうな、と思いました。

毎日の生活の中ではつい「また同じこと」と思いがちです。視点を変えれば毎日迎える日が未知の物であることを彼女の行動を見て気づかされました。大人も負けてはいられないですね。日々ワクワクできるように生活していかないとだな、と思いました。

夕方、OT親子は子どもが疲れるだろうからと一足先に帰宅。その後は元上司とあれこれ仕事談義をしながらリクエストに応えてカレー作り。我が家は夫が肉嫌いなのでシーフード・カレーが多いのですが、今回は買い置きのグルテン・ミート(小麦や大豆タンパクで作ったベジタリアン用の肉)を使って作りました。

普段は夫と2人、ほとんど1日中同じ屋根の下にいるので(さすがに部屋は別ですが)来客があると新鮮でいいですね。それに人が来ると部屋を片付けたり掃除するから私にとってはいい動機付けになっています。

でも来客嫌いのミーちゃん(猫)は今回も夫が抱っこして子どもの方へ近寄ったら早速「シャーッ!」と威嚇していました(ああ、ミーちゃん…)。

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2006年8月12日 (土)

子どもは隠れるのがお好き!?

夜夫とテレビを見ていたらNHK教育テレビ「すくすく」という番組で子どもはなぜ隠れたがる?というテーマの放送がありました。

「そう言えば私も暗くて狭いところ、好きだったな」と私が言うと夫はちょっと驚いた様子。「ええっ、なんで?」と聞かれてしまいました。子ども達が箱や袋、引き出しに入っている様子を見て「なんか猫みたいだねぇ」と言い出し、二人で「確かに。うちのミーちゃん(猫)が隠れる場所と同じだね」と笑っていました。

私の場合は落ち着くから、というのと誰にも邪魔されずに本などを読みたかった、というのが理由だったのですが、テレビでは他にも自立心を育む、大人の目を意識しないでのびのびと振舞えるといった効用を述べていました。

そんな理由付けはさておき、とにかく暗くて狭いところって怖いけれどワクワクする楽しい場所でした。テレビに出ていた保育園の子ども達もニコニコしたり興奮しながら遊んでいました。建物自体も工夫されていて、建築家も子ども達の発達過程を考えて設計されたことが紹介されていました。

今の社会は子どもを守るために安全性や大人の目が届くことがどうしても優先になってしまいますが、せめて家の中だけでもこんな場所があるといいのかな、と思いました。

今回の放送を見逃した方、18日(金)13:05~13:35に再放送があるそうなので機会があったら見て下さい。

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2006年8月 2日 (水)

夏休み子ども科学電話相談

毎年夏休みになるとNHKのラジオ第一放送で「夏休み子ども科学電話相談」という番組が始まります。

子ども達が疑問に思ったことを専門の先生方に質問をして回答してもらう、という番組なのですが、聴いているとやり取りが楽しくてついつい時がたつのを忘れて聴き入ってしまいます。

私が面白い、と感じるのは2つあります。

1つ目はアナウンサーと子ども達とのやり取りです。仕事で会うのが質問-応答が苦手な発達障害の子どもたちなので「あ、この年齢でもこういう質問に受け答えができるんだ」と驚くことがたくさんあります。もちろん保護者の方とあらかじめ準備をして電話をかけているとは思いますが、適切に答えている様子を聞いていると感心してしまうことが多いです。

2つ目は専門家と子ども達とのやり取りです。いくらその分野に興味があるとは言え、低学年の子ども達には専門用語は難しいし、まだ学校で習っていないこともたくさんあります。一生懸命説明しても子ども達に「分かんない」と一蹴されることもしばしばで、厳しい条件をクリアしながら説明している先生達の苦労は本当に大変だろうな、と思いながら聴いています。

そして質問の内容を聞いていると低学年の子どもほど「どうして夕焼けは赤いの?」とか「風はどうやって吹くの?」といった漠然とした内容でしかも説明が難しそうな事柄が多いので、先生方はどうやって説明をするのかも興味津々です。対照的に高学年の子ども達は具体的で先生達もかなり高度な内容まで突っ込んで説明していました。「つまりこういうことですか?」といった確認をする子どももいて、会話のスキルも高かったです。

こうやって考えてみると会話の能力というのは本当に様々な要素で成り立っていて、人間というのはそれを瞬時に判断して会話を進めているということがよく分かります。

もちろんラジオ番組に電話をかけて質問しよう、という積極的な子どもたちだからもしかしたら一般的な基準よりもコミュニケーション能力が高い子ども達かもしれません。でも会話を聞いていて会話を成立させる条件とは何か、といったことを考えるにはとてもいい機会なのでぜひ聴いてみてください。

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